2009年10月10日土曜日 この瓶の中にはカイミジンコが生育しています。 今年の3月に、庭の植木鉢から拝借した鹿の子土、カモンバ、採取した4匹のミジンコを瓶の中に入れ育ててきました。 ミジンコは世代交代を繰り返して、多い時には100匹以上にも増えました。 蓋をしてから約7ヶ月一度も蓋を開けてません。 外界と遮断し瓶の中で食物連鎖が成立しているので、この瓶は完全なバランスドアクアリウムと言えるでしょう。 このミジンコは当初、繁殖させてメダカやアカヒレの餌にしようと捕まえて来ました。 けれどもミジンコの繁殖のスピードが考えてたより遅く、育てている内に愛着もわきミジンコはミジンコで育てる事にしました。 このミジンコたちに、緑水と化した5瓶の再生に一役買ってもらおうと思います。 これがカイミジンコちゃんです。 白い線の下辺りにいるポチッとした粒がそう。 約7ヶ月ぶりに蓋を開けます。どきどき。 カモンバの先っちょが枯れてますね。 スポイトでミジンコを吸い取る。 天敵がいないからでしょうか、とても簡単に捕まります。 お前たちの遠い祖先、この瓶の最初の開拓者、 4匹のイブとイブとイブとイブ、ひいひいひいひいおばあちゃんはなぁ、もっとすばしっこかったぞ。 スポイトでこんな簡単に捕まらなかった。 お前たちは、このスモールワールドですっかり退化しちまったようだな。 これをこうして・・・ 十数匹ほど捕まえた。 5瓶に流し入れる。世紀の瞬間。 お前たちは生まれ育った故郷、共に育った兄弟たちと遠く離れ、 この(前よりは)広い世界で最初の開拓者となるのだ。 5瓶に移ったカイミジンコちゃん。 達者で暮らせよ。 只今の5瓶の濁り具合はこんなところです。 ミジンコは濁った緑水の原因、緑色の植物性バクテリアを餌としているのでうまくいけば5瓶の水は透明になるはず。 ミジンコ瓶にも濁った水を入れてやりました。 ミジンコちゃんたち、お腹黒くしてよく食べてるみたいです。 光の加減ではこんなに綺麗な5瓶。 |